SPEECH BALLOON ライフスタイル向上委員会 湘南ライフをもっと愉しむ発見がある! ”湘南スピーチ・バルーン”

SPEECH BALLOON #005 金属で造る、愛しき「小さなもの」

SPECIAL INTERVIEW with
金工家 小原 聖子さん Seiko Obara 1980年辻堂生まれ茅ヶ崎在住8年。金工家。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科金工専攻卒業。現在、神奈川県茅ヶ崎市にて制作活動中。

小原聖子さんが作る真鍮アクセサリーは、形も大きさもデザインも一つ一つが違う表情を持ちます。金属というとちょっと無機質な冷たいイメージがありますが、樹脂塗料を重ねたり、古布と併せたり、優しい趣の作品となり使う人にぴったり馴染んでくれます。茅ヶ崎の閑静な住宅街にあるご自宅兼アトリエには、小原さんのセンスがちりばめられ、“大好きなもの”や“大切なもの”に囲まれた暮らしと空間、作品造りの日々の時間がゆったりと流れていました。

▲付けていると思わす笑顔になっちゃう!繊細にして大胆な発想!存在感がある人気のブローチたちは、重ね付けも楽しい!

小原さんの作品は唯一無二。その特徴とは?

主に真鍮板を使い、小さな刻印で一つ一つ模様を打ちつけ、布や紙やレースのモチーフなどを型取りし鋳造した、細かいパーツを自在に組み合わせて作品になっていきます。身近には5円玉の素材として知られる真鍮は銅と亜鉛の合金で、昔から建築金物、船舶金物、家具金物など、色々な場面で使用され、美術工芸品の素材としても長い歴史があります。真鍮は、使い込むほどに表面が鈍く酸化し独特の味が増して柔らかな風合いに変化します。この風合いについて小原さんは「私の手を離れて、それを気に入ってくれた方に育てていただくような感覚なんですよ。ブローチとしても手持ちの革紐やチェーンを通してペンダントのように使ってもらったり、自由な発想で可愛がってもらえたら嬉しいです。」とにっこり!

国籍や時代をさまざまに感じるような造形

「私自身はアクセサリー作家とは思っていません。オブジェもアクセサリーも含めて、聞かれれば金工作家と答えています。あくまでも学校で学んでいた頃の金工のアートピースを、たまたまアクセサリーに仕立てたもの…という感覚ですね。作品は世界のどこの国のどんな方にもイメージできるようなモチーフ、そして連動制と規則性。理屈じゃなくて感じるものなんで、その考え方は敢えて整理しないように、自由な感覚を大切にしています。趣味と仕事の境界線がないライフワークなので、毎日トンカントンカンと楽しい日々です。」

▲アトリエで、バーナーを使い金属を溶かし、器具で叩いて伸ばし模様をつけて仕上げる。モチーフは決め込まず、赴くまま造形していくスタイルにはセンスが光る。
▼個展の合間などに展開されるというワークショップは常に大盛況!

生まれも育ちも辻堂です!
湘南からは離れられません(笑)

「辻堂生まれの辻堂育ちです。学生時代は離れていましたけど、作家活動を始める時にはやっぱり海のある湘南エリアに戻りたいなと、地元で物件を探し、この茅ヶ崎に落ち着きました。葉山や鎌倉や大磯にも友人が多く暮らしているんですけど、景色はもちろんですが海もローカルごとに違うんですよ!」

今後はアクセサリー以外にも暮らしに溶け込むような作品のアートワーク、自分でやりたい金工をもっと追及していきたいと意欲的な小原さんでした。

人々がゆるく繋がっているところが好き。居心地がよくて今もまだ気づきや発見がある素敵な場所です

INFORMATION

伊右衛門農園

小原 聖子

ひとつひとつが様々な表情も持ち、手のひらにそっと乗せてみるとほっこり笑顔がこぼれるアクセサリーやオブジェの作品は、小原さんのオフィシャルホームページでチェック。人気のワークショップにも参加してみては?
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